写真同じです
こちらは、米海軍飛行隊によって開発されたレザーフライトジャケットの雄、タイプG-1です。
米陸軍航空隊によるA-2に対し、米海軍によって生み出されたのがこのG-1。
A-2と並んでレザーフライトジャケットを代表する、非常に人気の高いモデルとなっています。
TYPE G-1とは?
レザーフライトジャケット「TYPE G-1」は、1940年に陸軍のTYPE A-2に対抗して開発したM-422をルーツとし、1950年に誕生した海軍を代表するレザージャケット。
数度のマイナーチェンジが行われており、この55-J-14は初めてG-1というモデル名が使われるようになったことでも知られています。
誕生以来、半世紀以上にわたり採用され続けた海軍の誇りとも言えるジャケットで、1980年代に公開された有名映画での着用によってファッションアイテムとしてもその地位を確立した、レザーフライトジャケットの人気モデルです。
ムートン付きの襟はチンストラップを備えているため、立てることで防寒性を向上。
襟裏にはG-1の初期モデルの特徴である、USNのステンシルがあしらわれています。
表地はしなやかな革質が特徴的なゴートスキン(山羊革)を使用しています。
革作りの原点とも言える重要な工程である鞣しは、ベジタブルとクロムのコンビ鞣しをしているため、タンニン鞣しの魅力であるエイジング、クロム鞣しの耐久性を備えた仕上がりとなっています。
レザージャケットとしてはソフトな着心地ですが、ピグメント仕上げによってしっかり重厚感が生まれています。
ライニングには、着用時の摩擦を軽減し袖通しのよい、レーヨン100%のサテン生地が使われています。
ボタン留めのフラップポケットを左右1箇所に装備。
左側ポケットにはペンポケットが設けられています。
袖口と裾にはローゲージとハイゲージを使い分けたダブルレイヤーのニットリブ付き。
フィット感向上に加え、冷たい空気の侵入も抑えてくれます。
フロントはファスナー開閉式となっており、内側には風の侵入を防ぐための比翼(ストームフラップ)を装備。
引手にはレザー製の引手が付いているため、手袋等を付けたままでも開閉がしやすい作りです。
身頃の左側のみ、内ポケットを装備。
フラップポケットより容量が若干多く、ちょっとした小物の収納にも勝手のよいサイズ感です。
背中にアクションプリーツが入り、袖の付け根も2パネルとなった立体的なデザインとなっているため、肩周りの動きがとてもスムーズです。
脇下にはベンチレーションホールが設けられていることで、内部にこもった熱を逃がしてくれます。
肩から背中上部にかけてが立体的な作りとなっているため、サイズ表記に対して若干余裕が感じられます。
同じくレザーフライトジャケットの人気モデルであるA-2と比較される場合、1サイズ程度大きめに感じられる方が多いです。
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