中石:アレキサンドライト・ラボグロウン(人工育成) 中石のカット:プリンセスカットカット 中石のサイズ:約6mm(約1.3ct) 育成法:チョクラルスキー法(結晶引き上げ法/再結晶) クラリティ:ルーペクリーン(VVS相当) 産地:ロシア リングの素材:SV925(刻印入り/ロジウムコーティング/プラチナ仕上げ) サイズ:フリー(デフォルト13号) 脇石:キュービックジルコニア 《システィリオン - Systirion》 – 星と秩序が交差する、静謐なる殿堂 – 本作に使用されたのは、アレキサンドライトの原産地であるロシアより直送された、ラボグロウンの高品質ルース。 天然と同じ化学組成を持ち、同じく深みあるグリーンブルーから赤紫への劇的なカラーチェンジを見せます。 まるで魔法のようなカラーチェンジが、この石の最大の魅力です。 まるで中世の宮廷に秘匿された星の殿堂。その静けさと威厳を象徴するような一品が、この《システィリオン》。 主石には、引き上げ法で育成された高品質ラボグロウン・アレキサンドライトを使用。 日光の下では深く澄んだ青緑、室内照明では赤紫の光を宿し、まるで天文台の観測窓越しに変化する星のように、神秘的な表情を見せてくれます。 セッティングには、厳かで建築的なシンメトリーを持つ中世聖堂風の意匠を採用。 左右対称に並ぶ小粒の高品質ジルコニアが、まるで聖堂のアーチやステンドグラスを思わせ、主石を中心とした構造美を引き立てています。 素材はSilver925製、肌に優しいロジウムコーティング仕上げ。一部にあしらわれたゴールドカラーの装飾が、まるで儀礼用宝具のようなアクセントとなり、リング（またはペンダント）全体に“戴冠式のような重み”と“静かな輝き”を添えています。 アレキサンドライトという、一石に二面性を宿す宝石。その揺らぎは、絶対的な秩序の中にこそ存在する、わずかな変化と神秘。 ラボグロウンの結晶引き上げ法は、天然宝石の成長プロセスに最も近い技術で、非常に精度の高い育成方法です。高温下で結晶をゆっくりと引き上げて成長させることで、天然石に匹敵する透明度や輝きを実現します。この方法は、不純物を極力排除しつつ、より均一で高品質な結晶を作り出すことができ、色味や透明度も天然宝石に非常に近い仕上がりとなります。