メタクサ (METAXA) は、ギリシャを代表する有名なスピリッツであり、非常に興味深い歴史を持っています。 ​メタクサ (METAXA) の歴史と特徴 ​1. 創業者と誕生 (1880年代) ​創業者: スピロス・メタクサ (Spyros Metaxa) ​創業年: 1888年 ​起源: スピロス・メタクサは、「滑らかで、豊かで、口蓋に優しい」独自のスピリッツを創造することを夢見ていました。 ​最初の蒸留所: 1888年にアテネの外港であるピレウスに最初の蒸留所を設立し、メタクサを発売しました。 ​2. 独自の製法 ​メタクサを他のブランデーと区別する最大の特徴は、その独自のブレンドと熟成プロセスです。 ​原料: 主にサヴァティアノ種、スルタニナ種、ブラック・コリンス種などの白ブドウから造られたワインを蒸留したワイン蒸留酒（ブランデー原酒）を使用します。 ​ワイン蒸留酒をオーク樽で長期熟成させます。 ​熟成させた原酒に、サモス島などで栽培された芳醇なマスカット・ワインを加えます。 ​さらに、バラの花びらや数種類のハーブから抽出したメタクサ社秘伝のエキスをブレンドします。 ​ブレンド後、さらにオーク樽で再熟成させることで、メタクサ特有の甘く、滑らかで、アロマ豊かな琥珀色のスピリッツが完成 ​3. 急速な成長とシンボル ​王室御用達: 発売直後の1888年にギリシャ王室御用達となり、さらに1890年にはロシア皇帝御用達となるなど、瞬く間に国内外で名声を確立 ​サラミスの戦士: 最初の蒸留所を建設中に、古代の貨幣（メダル）が発見されました。これに描かれていた「サラミスの戦士」が、メタクサの勇気と冒険の象徴として、現在もすべてのボトルに描かれています。 ​4. センテナリー (Centenary) ボトル ​出品のメタクサ センテナリーは、このメタクサの輝かしい歴史において非常に重要なボトルです。 ​発売年: 1988年 ​目的: 創業者のスピロス・メタクサがメタクサを創設してから100周年を記念してリリースされました。 ​特徴: 18Kゴールドで古代ギリシャ風の装飾が施された磁器製のデキャンタ（オーナメントボトル）に詰められており、その装飾性の高さからコレクターズアイテムとなっています。 産地・銘柄...その他 総数...1本