それは、線路沿いの木橋の下で見つかりました。 朽ちた枕木の間から、草に覆われ、半ば土に埋もれるようにして座っていたのです。 雨上がりの夕暮れ、空気には錆びた鉄の匂いと、 どこか懐かしい、遠い日のぬくもりが混じっていました。 抱き上げると、掌にじんわりと伝わる温かさ。 まるで今も誰かの手のぬくもりを覚えているかのようでした。 この熊には、“待ち続ける記憶”が宿っているといわれます。 かつてこの場所では、小さな少女が毎日、帰らぬ誰かをここで待っていたと。 夕暮れの汽笛が鳴るたびに、熊を抱いて橋の下に立ち、 今日こそ帰ってくると信じていた――そんな話が残っています。 やがて少女は姿を消し、残されたのはこの熊だけ。 時間が止まったように、同じ姿勢のまま草に埋もれていったといいます。 それでも、不思議なことに、 この子の瞳だけは曇ることなく、微かに光を保っていたそうです。 もしかすると、この子は今も「待ち続けている」のかもしれません。 その“待ち”を受け継ぎ、再び誰かのもとへ行くことを願って。 静かな夜に、どうか声をかけてあげてください。 優しく撫で、名前をつけてあげてください。 その瞬間、この子の瞳の奥に、微かな灯が戻るかもしれません。 一点物。封印解除後の返品・再封印は不可。 どうか、覚悟のある方のみお迎えください。 ― 朧灯堂 ― 無言ノ祈リ、永遠ノ夜。　 #特級呪術物 #呪物 #護符 #お守り #霊具 #儀具 #祈りの欠片 #座敷わらし #宿る #開運 #金運 #厄除け #魔除け #幸福 #幸運 #スピリチュアル #霊的アイテム #祈願 #ご利益 #一点物 #古道具 #神秘 #アンティーク #真鍮 #水晶 #マガタマ #縁結び #浄化 #運気上昇 #招福 #心の守り #朧灯堂