HOT ! ロシア雑貨☆猫エッグオーナメント『ダーチャの夏の住人 』ノビコワ作マトリョーシカ

リダ工房最高のキャットプレーヤーであるアーティスト ターニャ・ノビコワ(Таней Новиковой)さんのオリジナルエッグオーナメントです。 ロシア人の大好きなダーチャ(別荘)からインスピレーションを得て描かれた『ダーチャの夏の住人猫"Summer resident cat" (Кошка-дачница) 』です。 リダ工房のエッグキャットキャラクターのほとんどは彼女によって作成されました。 タンポポの花冠、レトロなドレス、麦わら帽子をかぶったロマンチックな猫。 ロシアでは単なる別荘を超え特別な意味を持つ文化的な存在として愛されているダーチャ。そしてその住人猫の素敵な作品が2025年8月に完成しました♪  『ダーチャ(дача)』とは、都市に暮らす人々が、初夏から秋(5月〜9月)までの週末を過ごす郊外にある別荘のことで菜園付きのセカンドハウスをさします。 元々はソ連時代に食糧難対策として都市住民に割り当てられた土地で、その後生活水準が向上するにつれ、レジャーや余暇を楽しむための場所へと変化しました。現在では多くのロシア人がダーチャを所有し週末や休暇を過ごすために利用しています。 『ダーチャのシーズン』には仕事を離れて休息したり自然を楽しんだりするためにダーチャに出かけます。 夏になると野菜や果物を栽培し、秋が近づき雨季に入ると、近くの森にキノコ採りに出かけます。魚釣りもダーチャでの楽しみの一つです。 〜ダーチャの歴史〜 ロシアにダーチャが建てられたのはピョートル1世の時代で18世紀の初めと言われています。『ダーチャ』という言葉は「与える『давать (ダヴァーチ）』という動詞が起源です。 権力者が自分の側近の功労として郊外の屋敷を与えていたことが、その後ダーチャという呼称につながっていきました。 19世紀になるとダーチャでは文化的な暮らしが沸き立ち、舞踏会の開催、作家や画家、作曲家たちが集う場となりました。 20世紀の初めには、政府が労働者に休息用のダーチャを供給するようになり、一つのダーチャをいくつかの家族が一緒に利用しました。　 スターリンの時代にはダーチャは学者や有名な作家といった秀でた人たちに限って供給されました。 20世紀の終わり、ソ連経済の深刻な低迷と都市の食糧不足から多くの人々が家族を養うために都市を離れ別荘地で食糧栽培を行いました。