HOT ! PH-L1000 セラミック製ヘッドシェル+Denon DL-305

セラミックシェル Laboratory PH-L1000は、ビクター（JVC）の高級オーディオブランド「Laboratory」から発売された非常に珍しい「セラミック製ヘッドシェル」です。 このヘッドシェルは、1978年に発売された、ビクターの最高級アナログシステム「Laboratory Series」の製品です。 素材: 「セラミック」 このヘッドシェルの最大の特徴は、一般的なアルミやマグネシウム合金ではなく、特殊なセラミック素材を使用している点です。これにより、不要な振動を徹底的に排除し、カートリッジの性能を最大限に引き出すことを目指しています。 音質的特徴: セラミックの特性により、付帯音が少なく、音の立ち上がりが速く、クリアな音質になると評価されています。 低域は引き締まり、高域は繊細で伸びやかになると言われています。 カートリッジ本来の性能を素直に引き出す「縁の下の力持ち」的な存在です。 カートリッジ DL-305の主な特徴 DL-305の最大の特徴は、カンチレバーに「アモルファス・ボロンパイプ」という特殊な素材を採用している点です。ボロン（ホウ素）は、非常に軽量でありながら優れた剛性を持つため、カンチレバーの素材として最適とされています。この素材を中空のパイプ状にすることで、さらなる軽量化と高剛性を両立し、レコードの溝を正確にトレースする能力を高めています。 空芯コイル: 発電方式には「十字マトリクス方式」の空芯コイルが採用されています。鉄心を使わないため、磁気歪みを抑え、クリアで歪みの少ない音質を実現します。 高域まで伸びるワイドレンジ: これらの技術により、再生周波数範囲は20Hz～75,000Hzと非常に広く、超高域まで伸びやかで繊細なサウンドを再生します。 音質的特徴: 繊細で解像度が高い: 軽量な振動系と空芯コイルの組み合わせにより、非常に繊細で解像度の高い音が特徴です。楽器の細かなニュアンスや、エコーの響きまで豊かに描き出します。 音の立ち上がりが速い: レスポンスが良く、音の立ち上がりが速いため、音楽に躍動感を与えます。 温かみのある音色: デノンらしい、やや温かみのある音色も持ち合わせており、クールになりすぎず、音楽を心地よく楽しむことができます。 ご覧いただきありがとうございます。