こちらは、中国・苗族（ミャオ族）男性の伝統衣装で、 「油布衣（ゆぶい）」 と呼ばれる非常に珍しい一着です。 布に植物油と天然蝋を染み込ませ、 木槌と川の丸石で “5,000〜10,000回以上” 手作業で打ち込み、 ゆっくりと光沢を育てていく、 いまではほとんど継承者のいない貴重な技法で作られています。 日本で言えば「漆のような艶」「革のような質感」に近く、 光の角度で黒〜深藍の色が揺らめく、とても美しい一枚です。 特徴 / フィーチャー ✔ 完全手工の伝統技法（油布加工） ✔ 木槌＆河石による “数千回以上” の打ち込みで生まれる独特の艶 ✔ 革のように見えるが、実際は布（コットン）素材 ✔ 現在ほぼ製作できる人がいない稀少品 ✔ 30年前後の古い衣装（アンティーク） ✔ 儀礼・祝祭で男性が着用するフォーマル衣 ✔ 展示・撮影・衣装制作・コレクションに最適 職人技について 油布衣の製作は次の工程で行われます： 布に植物油を含ませる 天日干しで自然に乾燥させる 木槌で1,000〜2,000回ほど “初打ち” 川石で4,000〜8,000回の “打ち光” 再度薄く油を引き、また打ち込む——繰り返し 職人が根気よく何日も何週間もかけ、 ようやくこの「黒い鏡のような艶」が生まれます。 いまでは若い世代がほとんど受け継がず、 市場に出ること自体が非常に珍しい民族工芸品 です。 コンディション 30年前後のビンテージ 経年による自然な艶と風合い 使用感あり（写真参照） → アンティークとして非常に味わい深い状態です こんな方におすすめ 民族衣装コレクター アジアの手仕事ファン テキスタイル・染織研究者 舞台衣装・撮影衣装を探している方 インテリアディスプレイとして 経年変化を愛する方 民族衣装 ミャオ族 苗族 アジアアンティーク ヴィンテージ 古布 古裂 民族布 手仕事 ハンドメイド 藍染 天然素材 伝統工芸 一点物 民藝 フォークロア テキスタイル 布工芸 手織り 衣装 骨董 アンティーク布 中国少数民族 黒光り 油布 打ち込み 手工芸 工芸品 アートピース インテリア コレクション