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こちらは、オーストラリア南部クーバーペディの世界的に有名なオパール鉱山のブルドッグ頁岩層から採集された、非常に珍しいオパール化した化石骨です。本標本は形状と比率から、フリッパーの中指節骨(ファランクス)の可能性があり、特に中〜末端部に位置する形状に似ています。片方がやや細く、もう片方が丸みを帯びたやや扁平な形で、関節面の一部は摩耗やオパール化により不鮮明ですが、単独の骨としての特徴が残っています。サイズは大きめで、基節骨ではなく末端寄りの指骨に近い印象です。表面には美しい天然オパール化が見られ、黄・緑・青の遊色が角度によって輝きます。 このような骨格は白亜紀(約1億年前)の内陸海に生息していた海棲爬虫類に特有のもので、現地で発見された他のプレシオサウルスの化石とも一致します。 このように、化石と貴石であるオパールが一体となった標本は非常に希少で、地質学的・古生物学的価値の両方を持ちます。コレクターまたは投資目的にも適した一品です。
オパール豆知識クーバーピディ編1
クーバーピディは内陸部に位置し現在は砂漠の町ですが約1億年前はそこは海でした。その為海洋生物の化石のオパールも多く発掘されます。 クーバーピディはミルキーオパールが有名です。以前は150組いた採掘者は現在では75組程になっています。それゆえ年々オパールの採掘が難しくなっています。自ら「オパールの都 (opal capital of the world)」を名乗り、実際世界最大のオパール産地です。
-オパール-
原産 : オーストラリア、クーバーピディ
カラット:274ct
サイズ : 65 x 39 x 28 mm