大変珍しいデミ・ドームのモデル(模型)です。 ヴァチカン市国のサンピエトロ大聖堂の、ドーム(クーポラ)の設計を委託されたミケランジェロは、自分が設計して建築物のイメージを施主の法王などに、詳細に説明する為にいくつかの3D(立体)のモデルを作成しました。 そのいくつかは後世、サンピエトロ大聖堂の屋根裏部屋から発見され、新しく復元されました。これらのモデルは現在ヴァチカン美術館のメインの展示物として、観光客や研究家の人気を集めています。 今回出品致しますお品は、デミ・モデルと呼ばれるもので、デミ・モデルとはハーフ(半分)・モデルという意味で、模型の世界では現在、カット・モデルとも呼ばれているものです。 ドーム内の階段の、複雑な形状を説明する為に作られたもので、この世紀のプロジェクトを立体的に理解する為に、このレプリカ・モデルは最適と言えましょう。 室内の装飾としても、片側を壁側密着することが出来ますので、迫力のあるサイズのわりに、とても飾りやすく、材質も木製で味があり、全体的にアンティークな雰囲気は大変存在感がございます。 人目を惹く効果的なオブジェと云えるのではないでしょうか。飽きのこないとても良い作品だと思います。 凝った作りの階段は映画「薔薇の名前」の修道院の迷宮図書館やエッシャーの「物見の塔」を連想させますね。 とても珍しいお品ですので、この機会をお見逃しなく。 作品サイズ・高さ41cm　幅45cm　奥行25.5cm　材質・木製