恵比寿のアンティークショップにて購入。
ダイス自体は18-19世紀のフランスの物で、動物の骨で作られており、ダイスの穴自体はおそらく20世紀後半に入ってから開けられたものとのことでした。
(もしかしたらギャンブルで負けた人の骨かもしれないよ、と冗談を言われたのを覚えています)
その当時、ギャンブルに興じた人々がゲンを担いで、トランプやダイスのモチーフのネックレスやアクセサリーをよく身につけていたそうです。
元々の革紐は劣化が酷く、シャツにも色移りするため、チタンのボールチェーンに変更して使用していました。
マルタンマルジェラはあらゆる文化や風俗をsourceにして名作と呼ばれるアイテムをデザインしてきましたが、恐らく当時のこういったアクセサリーが、ダイスネックレスやトランプネックレスの元ネタでしょう。
非常に貴重なアイテムです。
正直なところ、色味や風合い、質感等はマルジェラを圧倒しています。本物の骨でアンティーク品となると、ブランドを超越した雰囲気がありますね。
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