こちらわ、 ジョン・アレキサンダー・スケルトン 2018年AWコレクション4から、アンティーク生地を使ったパッチワーク・ストライプ・トラウザーです↑ デザイナーが持つ膨大な古着を使い、スケルトン自身でハンドリペアと縫製をこなし、綿生地の7種類のストライプパンツを再構築した初期の大変貴重な作品デス。 このシーズンわ、 Dave Babyまでモデルに加え、赤と青のボーダー（横）やアンティークのストライプ（縦）を基調に、 近代化以前のフォークロアかつ超自然的で呪術な世界観が全面に出たコレクションでした。 V＆Aでのショーから分かるように、 スケルトン自身の服飾に於ける文献学・考古学的な態度と、今日まで彼を貫く、労働者や大道芸人、乞食、没落貴族的な意匠＝衣装を、 階級闘争の如く、見事現代のパンクやグランジ的レヴェルまで引き上げることに成功し、 それと同時に、コムデギャルソンやポールハーデンのような高級既製服として成立させた、最初期のハイライトを飾る貴重なコレクションです。 サイズ：M/M ウェスト38㎝ 総丈107㎝（折り返して102㎝） 股上34㎝股下76㎝ワタリ33㎝裾幅21㎝ 元ネタわ貴族的な礼服で昇華。 腰とポケット周りの切り返しがセクシーで抜群にカッコいいです。 所々に直しや、縫製の際に生地のリペア部分が重なっているところがありマスが、非常にいい状態デス。 生地の厚みも丁度良く、パンツの太さも汎用性が高く上品な印象。裏地やスレーキもとてもいい状態です。 何より、スケルトン自身が縫製まで行い、取り扱いが極端に少なかった貴重な時代の価値ある1着かと＝P ● 然し、デビュー僅か2年でこの世界観にわ驚愕デス。 以前、コレクションわ秋冬に力をいれていると語っていましたが、おそらくCIVわ、彼の中で長く構想し温めていたもので賞。 古代ギリシャより、基督教時代に邪教として弾圧され、以後、密かに民衆の中で祭祀として受け継がれてきた神々や精霊たちを彷彿させる、デュオニソス的な異形な仮面のモノたちの詩と乱舞。 彼らわ、今や博物館と云ふ墓場から遂に目覚めた。 我らわ、次の緩慢で甘く長い眠りにつくまで歩き謡い続けよう。 そこわ、時を超えた見知らぬ都市。田畑が広がる夕日の畔、海を知らぬ深い木々の影で、酒と歌と踊りがある場所に、これからも人が生きる限り。