ご覧いただいてありがとうございます。 数少ないコレクションから主に大正期の着物姿の子供や婦人をもとに制作しました。 大正期は第一次世界大戦や関東大震災が起こり激動の15年でしたが、庶民の生活はデパートや洋食、野球が流行りどんどん西洋化していきました。 文化面では大正ロマンと呼ばれ、和洋折衷とアール・ヌーヴォーを合わせたモダンでノスタルジックな時代になります。 写真は写真館などで家族写真を撮ることはよくあったそうですがカメラ自体は高級品で家を一軒買えるくらいだったとも言われています。 一枚60銭〜1円50銭　1円は今ではだいたい1080円くらい。かけそば2銭くらいの時代なので写真はまだお手頃な価格ではなかったようです。 写真はどれも写真館で撮られたものです。 そのような写真を忠実に再現して、フォトアルバムの写真を二つ折りカードに、アンティークポストカードをポストカードに再現してみました。古いアルバムの表紙デザインや汚れ、もそのまま出ています。本物はとても高価ですが、大正ロマンの雰囲気をお楽しみください。 19✕12 表紙カバーと中のページは着物生地や和紙を元にして制作しました。タグもイメージ写真を主に和紙をコラージュして作っています。 今回は着物柄の綿生地でソーイングセットを作り、レトロなセルロイドの針ケース、まち針セット(針部分は錆びています)などを入れています。 入っているものはその他に、薬袋、パラフィンの千代紙、歌詞カード、種袋、お金の単位が銭の支出伝票、相撲のカルタ、色見本台帳レプリカ、マッチラベル、千社札のシール(神仏へ参詣の際、自身の名前を記した札を木版で制作し家内安全、商売繁盛を祈願した納札。千社参りに使用したことから千社札と言われるようになったそうです。なんとも味のある札です)明治と大正、昭和の伝票、アイス袋、足袋ラベル、古い音楽の教科書のページ、太宰府のポストカード、布団のラベル、値札タグ、チケット、お酒のラベル、封緘ラベルなどの小さいラベル、荷札、ひらがなカード、五十銭紙幣、印紙、切手、香油ラベルなど古いものがほとんどです。 　 ハンドメイドと古い紙にご理解いただきますようお願いいたします。 何かわからないことがありましたらお気軽におたずねください。 読んでいただいてありがとうございました。 良いご縁がありますように。